災害救助犬

地震大国・日本にいつ起こるか分からない地震災害。そんな災害時に備え、私たちは災害救助犬の育成、訓練を続けてきました。

災害救助犬とは、地震や土砂崩れなどの災害において、倒壊した家屋や瓦礫、土砂などに埋もれた人々を救助することを目的して訓練された犬のことをいいます。

災害地における災害救助犬の役割は、犬の優れた嗅覚・聴覚を活かし、微量な人の声や息、臭いを探し、その位置を救助隊に知らせることです。また、災害地に限らず、遭難などによる行方不明者の捜索も仕事の1つです。

横須賀警察犬訓練所-災害救助犬の歴史

 当初、日本では知られていなかった災害救助犬ですが、ヨーロッパでは古くから地震災害救助のほかにも山岳救助犬や雪山救助犬を育成をしていました。

スイス、スウェーデンの地震災害救助犬施設や大会の視察をきっかけに、「地震大国だからこそ、やらねば」と思い、当時国内では認知されていない救助犬の訓練を始めました。

 人知れず訓練を続ける中、不幸にも平成七年 阪神・淡路大震災が発生しました。

当然、その当時は救助犬という存在は日本国内で認知されていなかったため、出動要請などあるはずもなく、被災者の方々の力になりたいという一心で現地へ駆けつけました。

House of Dog
 そして、海外から到着した救助団体と共に、国内初の災害救助犬が皆様のお役に立てたことを嬉しく思います。

そして、同年2月7日 国内初となる神奈川県警警備課災害救助犬嘱託を受けました。

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 近年では災害救助犬が増え、年間1・2回行われる認定試験や競技大会、防災訓練が開催されるまでになりました。当訓練所もこれらのへ参加や日頃訓練により、万が一の事態に備えるため励んでいきたいと存じます。

 また、災害救助犬の育成促進・普及活動の一環として公共・地域イベントに参加して災害救助犬のデモンストレーションも行っております。 House of Dog

最後に・・・

災害救助犬へのご質問・ご要望がありましたら訓練所までお問い合わせ下さい。

 問い合わせ方法:メールまたは電話:046-848-5760 横須賀警察犬訓練所まで